版画の技法

リトグラフ

リトグラフは木版画や銅版画のように掘ったり、削ったりすることのない版画です。紙に絵を描くように、リトグラフ用の版に描いた線や絵の具のニュアンスが、描いた通りに版画として刷ることが出来ます。画家の筆のタッチや強弱などを繊細に再現することが出来ます。柔らかく透明感のある色彩づかいが出来る事も、もうひとつのリトグラフの魅力です。

エッチング

銅板の表面を針の先で引っ掻いて紙に鉛筆で描くように絵を描き、版材を酸にひたして引っ掻いた線を溶かします。

シルクスクリーン

謄写版の原理で現在はナイロンのスクリーンの開いた孔を通じてインクを刷る技法でセリグラフとも言われます。(現在はフィルムに描いた絵を写真製版する事によって版を作るのが一般的です)

ネオシルク

顔料インクを用いたジークレー版画(デジタル版画)の上にシルクスクリーンプリントを重ねることで画面に光沢や色彩が加わるという新しいスタイルで、従来のデジタルプリントともシルクスクリーンとも違った質感が生まれる。

特殊綺羅刷り(915版画工房オリジナル技法)

リトグラフのインクの上に(雲母)の粉末をまぶし、金箔や銀箔のような効果が得られます。

版画工房